たくさんの葉っぱで傘をさすように

音楽が好きな小児科医です。

言葉っておもしろい

こどもは言葉を話すようになっても上手に使えない。
「かんしゃく」はこうした、「想い」を表現できないもどかしさから起こる。


それを見ている親は困ることも多い。
大目に見れる部分ばかり、ではない。


このとき、こどもの気持ちを親が代弁することでその場は落ち着くことが多い。
こどもは親に理解してもらえてる嬉しさや安心感、言葉の正しい使い方を学び、
親はまた、こどもを理解しようと見守る。


言葉って面白い。
「システムズアプローチ」とは物事をシステムとして考える、という方法で、
臨床心理学では物事=家族として考える。
骨組み、IN/OUT、重い軽い、厚み、など、、
一家の大黒柱、の考え方に似ている。けどもっと細分化して捉えやすい状態になる。


小学生のとき、きいろ、おれんじ、と思っていた色えんぴつが
24色の色鉛筆になったとたん、そこにはおうどいろ、うすきいろ、ふじいろ、と
初めて見る名前が並んでいて、中でも ふじいろ をえらく気に入った覚えがある。


いままで見えてこなかったものが見える。
言葉は心にどんな風に影響を与えているんだろう。